ロンドン代表するレーベルLobster Theremin (ロブスターテルミン)からサブレーベルMÖRKの新リリース『Jon Fay - Planet NYNEX』をレビュー。Jon Fayは友人でもあるため、新作が楽しみで仕方なかったプロデューサーでもある。MÖRKのレーベルとロブスターのレーベルのリリースのわけ具合がどうなのかはわからないが非常に楽しみで仕方ない。
https://soundcloud.com/lobster-theremin/mork017-jon-fay-planet-nynex
A1.212
映画のワンシーンのようなOP曲。レコードなのでOP曲が必要なのかはわからないが、ロブスターのリリースを聞いていると曲目の順番など非常に凝っているように感じる。雨の音の中にくるpadの音。個人的にたまらない。
A2. DS Track
ブレスのようなシンセが空間を心地よくさせる。独特のRawな感じがたまらない。Nthngの初期を匂わせ、遅れて聞こえるハイハットがリズムをうまく回転させている。
A3.DL
非常にシンプルでありながら、個人的にはDJユースな曲。ただ少しつまらない感じもある。
B1.Room2
シンセと逆回転の波形をうまく使っている。
B2.Alice
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個人的には決まり手になるような作品がなかったのがなぜか無性に疑問に思った。アルバムの中の1部にも感じることができたし、AsquithがDJで流しているようには聞こえなかった。ただこれはそういう疑問点を生まさせるにはぴったりな1枚のような気がする。ロブスターテルミンは数々のアンダーグラウンドシーンでのプロデューサーをリリースしてきたが、ここでもう一人今までと違うプロデューサーを売り込んでいく準備をしているのではないか?と感じたり。どちらにしても前作の方が個人的にはよかった。
大好きなプロデューサーなので今後も期待が止まらない。