茨城県産「安心感」をテーマに子ども・動植物を描いているイラストレータの東堂さん。僕との出会いはTwitterでした。東堂さんの描くイラストは、とても温かく、心がほっとする瞬間が何度も訪れてきます。それと同時に彼女は「日本の民藝を取材して、日英語で発信する旅」計画中という彼女しかできないことを計画中とのこと。魅力あふれる東堂さんのインタビューを掲載しました。
1.プロフィールを教えてください。
1990年茨城県生まれ。琉球大学卒業。現在は地元の工場で派遣社員として働きながら、絵を描いています。今までに病院の壁画や、学校教材、お店のロゴやキャラクター等を制作しました。2019年4月から、「民藝って何だろう?」をテーマに日本各地を旅して、現代の民藝について学ぶプロジェクト(自由研究)を行う予定です。趣味は料理。本と映画。セカンドハンドショップ巡り。
2.なりたいもの。なりたい人などいますか?
フィンランドのトーヴェ・ヤンソンが憧れの人です。画家として活動をしながら、児童文学やグラフィックデザインを手がけた彼女の作品は、いつ見ても新しい驚きに溢れています。また、同性愛への偏見が強かった時代に、自分の愛を堂々と貫いた姿勢も尊敬しています。
3.なぜイラストを描こうと思ったのですか?
子どものころ、絵は私だけの「特別」でした。誰よりも素敵なものを描けると思っていました。でもそうじゃない、という現実を知り、一時期筆を置きました。高校からまた細々と筆を取り始めて、周りの人に「絵を描いてほしい」と言っていただくことが増え、だんだんと絵を描くようになりました。必要とされるのが、とても嬉しかったんです。もしかすると、「誰かに必要としてもらえたこと」が絵を描く原動力になっているかもしれません。誰かに絵を喜んでもらえた時は、全身の細胞が震えるように熱くなります。もしかすると、麻薬なのかもしれません。
4.好きな音楽は?
グニャ〜っとした世界で絵を描いているときは、アンビエント。
子供達の穏やかな絵を描く時は、賛美歌。
提出期限がギリギリの時は、アニソン(マクロスや、ポケモンのバトルソング)を聴いています。
5.将来の夢は?
マリメッコさんや無印良品さんと一緒にお仕事をすること。人の生活に身近で、豊かさをそっと支える、実直な物作りをしている人たちと一緒にお仕事をさせてもらえたら、本当に幸せです。また、私が根を下ろす場所を見つけたら、いつか学童クラブを持ちたいです。学校帰りにおやつを食べたり、物作りをする、第二の居場所を作りたいと昔から思っています。
東堂 優のArtwork
毎回Twitterなどで彼女の最新情報を見るとホッとして見てしまう魅力。こんなツイートが僕もしたいと羨ましい日々。僕自身日本の古い伝統や民藝も展示会など行って拝見し興味があるものの、まだまだ深く踏み越えない世界。是非今度東堂さんに魅力を語って欲しいと思います。